ちりめん亭には、二種類のスープがあります。
伝統の味「鶏豚スープ」と魚介系と白湯を合わせた「極みスープ」です。
それぞれに特徴のあるおいしさが自慢です。

進化する伝統の味

一つは伝統の味「鶏豚スープ」です。
味の基本は昆布としいたけだしです。これに新鮮な鶏ガラや豚ガラを丁寧に炊き出して合わせます。
そこにたっぷりの野菜を加え、丁寧にじっくり旨みを煮出して行きます。
昆布やガラの深い旨みに、野菜ならではの優しい甘みが加わり、コクがあるのにさっぱりした、味わい深いスープが出来上がります。
このスープの特徴は、その透明感にあります。
黄金色に輝く清湯(チンタン)スープは、どんな味にも合わせられる魔法のスープと言ってもよいでしょう。
「中華そば」や「塩らーめん」の、どこまでも澄んだクリアな色合いは、このスープでなければ出せません。
毎日食べても飽きない味は、雑味がなく優しい旨みが支えているのです。
このスープは、醤油や塩といったシンプルな味だけでなく、担々麺や酢辣湯麺といった個性の強い味にも、抜群の相性を見せてくれます。
二十年以上改良を重ね、愚直に磨き続けてきた、伝統の技の集大成です。

極みの名に恥じない新価値

さて、もう一つは「極みスープ」です。
ちりめん亭の原点は、あっさり醤油味の東京ラーメンですが、時代と共により濃厚な味へのご要望が徐々に増えてきました。
伝統の「鶏豚スープ」は、雑味を徹底的に排除した、優しくクリアな旨さが身上です。
しかし、このスープをベースに濃厚な味を作ろうとすると、タレに脂肪分やゼラチン質、そして多くの調味料を加える必要があります。
それでも美味しければ良いのかもしれませんが、私たちがこだわる味ではありません。
安易な妥協をせずに、味のバリエーションを拡げる道を選びました。
こうして開発した「極みスープ」は、魚介系スープと動物系の白湯スープを合わせた「ダブルスープ」になりました。
魚介系スープは、煮干と昆布で丁寧にとったシンプルなだし汁です。
そのまま「お吸い物」にも使えるようなだし汁を、贅沢にもラーメンに使用してしまいます。
動物系のスープは、鶏と豚のガラに野菜を加え、白濁するまで丁寧に煮込んだ、白湯スープです。
濃厚なコクと旨味に加え、良質のゼラチン質や脂肪分が抽出され、スープに絶妙なマイルド感が加わります。
この 2種類のスープを秘伝の配合で調合し、特撰スープができあがります。
じっくり煮込んだ白湯のコクと旨味に、昆布と煮干の上品な味と香りが加わり、奥深い至高の風味を醸しだします。
「極みらーめん」や「極みつけ麺」は、「極み」の名に恥じないこのスープがあってこそ、実現できたのです。
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