■横浜名物「サンマーメン」
「サンマーメン」神奈川在住でない方は、耳慣れない名前かもしれません。終戦後の昭和22〜3年ごろ、横浜の中華料理店で売り出したのがルーツと言われるご当地メニューです。
このメニューの原型は、戦前に職人が賄いとして食べていたものとされていますが、野菜をたっぷり食べられることから評判になりました。
「サンマーメン」に明確な定義はないようですが、他の地域でもやしそばと呼ばれるメニューと大きな違いはないようです。
古くから多くの人に愛されてきた、このポピュラーなメニューを、今回は分かりやすく「もやしそば」というネーミングでお送りします。新しいのにどこか懐かしさを覚える、新たな定番メニューです。
■驚くべき「もやし」の栄養素
「もやし」と聞くと、安くてあまり栄養のない野菜、というイメージがあるかもしれません。しかし「もやし」の栄養素は、他の食品に決して引けを取りません。
「もやし」は、豆や種子を発芽させ、若い芽のうちに食用にするものです。豆や種子は、植物が命を繋ぐために残すタイムカプセルのような存在で、生育に必要な栄養素が詰まっています。
豆や種子は、環境がある一定の条件を満たすと、発芽を始めます。すると、溜め込んだエネルギーを開放するとともに、内部では猛烈な科学変化を起こします。その過程で、ビタミン類など、人間の身体に有用な物質が多く生成されるのです。
まずはビタミンC、抗酸化作用や免疫力を高める働き、また鉄分の吸収を良くする働きがあります。
他にも豊富な食物繊維やカリウムを含むため、便通を良くし、血糖値の急激な上昇を抑えたり、血圧を下げる効果が期待できます。
特に注目の成分は、γ−アミノ酪酸です。こらは「GABA」と呼ばれる物質で、精神の安定や脳機能の改善に効果があるとされています。
このように、「もやし」は身体によい成分を多く含みますが、カロリーが低いことも、うれしいところ。ダイエットにピッタリの健康野菜ともいえます。
ちりめん亭の「もやしそば」は、このスーパー野菜がたっぷり150gも使いますが、それでもたったの21Kcalという低さです。
是非一度、お試しください。
※一部の店舗において、商品内容が本サイトの画像と異なる場合があります。
|